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2015年7月 ラマダン(断食月間) [【回顧録】借金と離婚のいきさつ]

イスラムの宗教行事、ラマダン(断食)。
夜明けから日の入りまで一切の飲食をしない慣習です。
元オットの国では、国民的お祭り行事。
連日、昼間は閑散として夜になると一斉にお店が開き、
夜明けまで街中にぎわっています。
日本に来た人たちも母国にいるときと同様、断食をします。
そして夜はモスクに集まり、明け方までコーランを読んだり食事したりします。
母国のような賑やかさはないけど、
同郷の仲間と一体感が生まれる楽しいひと月のようです。

元オットは毎年このラマダン月間、
まじめに断食していました。
そして一ヶ月の最後、イードという締めくくりの集まりをもってその年のラマダンは終了となります。
このイードが、彼らにとっては日本のお正月のようなもの。
おろしたての服を着てモスクに集まりお祈りをしてご馳走を皆で囲み、
子どもたちにはお小遣いが手渡されます。
このお祝い行事に、毎年我が家は子どもたちも参加させてきました。
学校には事情を話し了承していただき、
小学校でも中学校でもその日は午後から登校させていました。
 

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このような特殊な宗教行事はよっぽど両親が熱心に子どもに教えなければ
徐々に子どもは参加しなくなります。
元オットが通っていたモスクでもそうでした。
小学校低学年までは多くの子どもたちが父親と一緒に遊びにきますが
10歳を過ぎる頃にはどんどん足が遠のいていきます。
だけどうちは中学生になっても、モスクに一緒に行かせていました。

国際結婚は、妻か夫どちらかの国で暮らします。
仮に私が夫の国に住んだとしたら。
子どもたちが日本の文化をまったく理解せずに
成長したら悲しいだろうな・・・
そう思ったので、元オットの文化に触れる機会は
できるかぎり大切にしていました。
断食もたまには付き合ってやってみたりもしました。
母親の私が年に一度の大切な日「イード」をないがしろにすると、
子どもも父親を尊敬しなくなるだろう。
日頃、イスラムルールを家族に無理強いしない元オット、
せめてラマダン最終日のこの日だけは
元オットの慣習に敬意を示し、妻として母として協力していました。
離婚した2014年まで。

2015年7月、離婚して初めてのラマダンの時期がきました。
向こうからもしばらく連絡も無く、すっかりそのことも忘れていました。
するとラマダン終了10日前くらいに、電話が頻繁に入るようになりました。
その頃はもう私は話したくなかったので、着信があっても出ませんでした。
どうせまたくだらない質問だろうと。

無視し続けていると、メールが来ました。

「7月◯日、イードがあるから子どもたちをモスクに連れてきて」

私は結婚の際に入信しました。
しないと婚姻が認められなかったからです。
しかし何教でも私の中では基本は同じ。
神様、仏様、アッラー、ゴッド、どう呼んでもいいけど、
人間はみな偉大なる何かに生かされている。
生を受けた以上、一生懸命生きて魂を磨くことが大切だ。
だから離婚したとは言えイスラム教を否定はしません。
離婚イコール脱会とも思っていません。

でも、宗教の義務と父親の義務は別だよね???

まるで当然のように「連れてきて」と言うけど、
宗教行事に紛れて父親面。
その前にまずは父親としての義務を果たそうよ・・・
そしたら子どもたちも父親の言うことを聞くでしょう。

一緒に暮らしている頃は、子どもがめんどくさがっても、
「年に一度のことだから、パパと一緒に行って」
と私が支度させ、行かせていました。
中学生になり反抗期になっても、
私が言えば子どもたちは渋々一緒に出かけて行きました。
でも離婚した今、そんなことを強要する気は起きません。
子どもたちが行きたければ行けばいい。
一応子どもたちに聞きました。
愚問でした。

メールで断っても、何度も電話してくる元オット。
強気です。
イードの1週間前にもなると、毎日何回もかかってきます。

このまま無視していると、当日うちの前に迎えに来るんじゃないか?
そう思ったのですが何度話したって話はいつも平行線。
だからこちらから電話をかける気がしなかったのです。

「それなら俺たちが電話する」
と子どもたちが言いました。

ハンズフリーで会話を全員で聞けるようにしました。
私は横で聞いているだけで会話には参加しません。

子どもたちは父親に、
はっきり行かない意思を伝えました。

元オットは、
「え〜なんで?お小遣いもらえるよ?新しい服買ってあげるよ?」
と一生懸命子どもたちを誘っていましたが、

「いらない。
そんな金あるなら、ちっとでも母ちゃんに返せよ」
と、バッサリ。

「あ〜あ、おまえたちもママと一緒だね。
なんでもおカネおカネ。どうしてそうなっちゃったの?」

これを聞いた子どもたち、ブチ切れます。

子どもたち「ふざけんな!!
うちの前にウロウロしてたらケーサツ呼ぶからな!!
絶対来んじゃねーぞ!!

元オット「え、ケーサツ?ひどいなあ〜笑」

子どもたち「笑ってんじゃねーよ!」

元オット「今ちょっと忙しいからまたかけるねー」

子どもたち「もう電話してくんな!!」

ガシャ。
 
・・・・ 

「母ちゃんがもう話したくないっていう理由、わかったわ・・・」
「あいつ全然元気じゃん。心配して損した」
子どもたちがグッタリした表情で言いました。

イードの日、元オットは現れませんでした。
 




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